間伐材を利用して作られた製品

SDGs

間伐は、みどりを育てる深呼吸「間伐材紙コップ」

シーズンや場所、業種を問わず、様々な場所で使われている「紙コップ」。
紙だから環境に優しいという意見と、紙の原料は木なので=森林伐採につながり環境に優しくない。と意見は分かれますが、この記事については前者でご紹介いたします。

プラスチックと比べると紙は自然の物から出来上がり、処理についても、残り続けるプラスチックに比べると焼却しても有害な物質が排出されにくいので環境に優しいという考えですが、今回取り上げます「間伐材紙コップ」は、さらに環境に配慮された紙コップで、原料となる木を、森林を元気にする生長に欠かせない手入れの時に生じた間伐された木を有効利用した製品となっています。もちろん、紙コップ以外にも、環境保全を考えた間伐材の有効活用が注目されています。

植林

間伐材とは

植林をしたときに苗木のうちは枝も幹も細く地表に日光が届きますが、成樹になるにつれ枝が広がり幹が太くなり木々が密集して地表に日光が届かなくなり生長を妨げてしまう事から、密接している木々を伐採し、その時に生じる木(間伐材)を有効活用して作るモノが環境に配慮された資材ということになります。
また、間伐の目的として、他に、水源涵養機能、土砂災害防止機能、生物多様性保全機能などが増進があるそうです。

林野庁HP:https://www.rinya.maff.go.jp/j/kanbatu/suisin/index.html


一部の木を伐採することで残った木の生長を促し、森林の健康を守ることを間伐と呼び、その材木を間伐材と呼びます。
近年では環境保全を考えた間伐材の有効活用が、さまざまな分野で注目されています。

間伐材紙コップ

間伐材紙コップ

「全国森林組合連合会」間伐材マーク事務局が認定する間伐材紙マークが印字されており、使用製品の森林・整備・育成に対する貢献が認知できます。

間伐材紙コップ

環境に優しい商品を選ぶ

現在では、様々な市場が環境に優しい製品の開発及び使用を行っています。
環境に優しい製品の開発および使用は、今では企業にとっても重要なミッションです。そして、消費者にとっても、そのような企業の商品を選ぶことが、未来を守ることに繋がる、大切なミッションであると言えます。

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