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あの洋服の青山も!繊維業界に広がるSDGsと私たちの買い方

SDGs

CMでおなじみの洋服の青山から誕生!世界屈指のサスティナブルなYシャツ!!

洋服の青山といえば、人生で一度はCMを目にするであろう、日本のスーツ業界のリーディングカンパニーです。
そんな青山から、日本初となるサスティナブルなYシャツの販売が開始されました。
それが、「エコテックス®メイドイングリーン」の認証を受けたYシャツです

https://www.y-aoyama.jp/news/2021/pdf/20210210_madeingreenshirts.pdf

ハンガーに吊るされた Yシャツ

青山のエコ商品は20世紀から!

今となっては当たり前の「清涼スーツ」を青山では1999年に開発しました。
消費者の安全や地球環境に配慮した物づくりをしていくことで、たしかな信頼を得ることも大切だと考え、実行してきた洋服の青山。
2017年には、その素材や製品に人体に悪影響を及ぼす有害な化学物質が含まれていないことを証明するエコテックス®スタンダード100の認証を受けたシャツの取り扱いを開始しました。
その認証は、全ての国の規制を包括するほどの安全性に対する厳しい基準。
対象の有害物質は350種類以上にも上ります。
日本の「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」において対象となる化学物質は40種類程度ですから、その厳しさがよく分かります。

有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=58086000&dataType=0&pageNo=1

今回の「エコテックス®メイドイングリーン」の認証とは??

エコテックス®メイドイングリーンは、
・エコテックス®スタンダード100
・製造に関わる道のりが持続開発可能であることの証明、STeP(ステップ:Sustainable Textile Production)
この2つの要素をクリアした証です。
素材も生産背景も、そして製品までもがエシカルであることを証明してくれます。
この認証を受けた製品には、どんな場所でどんな素材が加工されたのか、製品が手元に届くまでの過程を見ることができるQRコード付きのタグを取り付けられます。

https://oeko-tex-japan.com/about/madeingreen/

繊維製品界最高峰の安全と優しさ、サスティナブルであることの証明です。

繊維業界とSDGs

繊維業界におけるサスティナブルを証明する機関、エコテックス(OEKO-TEX®︎)

エコテックス 工程
今回の青山が取得したメイドイングリーンの認証機関であるエコテックス。
各工程に応じ6つの認証があります。
・染料、助剤、仕上加工剤といった化学薬剤を対象とし有害な成分を含んでいないという人と環境に対する安全性を証明するECOPASSPORT(エコパスポート)
・安全な製品であることの証STANDARD100(スタンダード100)
・地球や人に優しい現場でつくられた証STeP(ステップ)
・肌そのものを革にするワニや蛇等を除き、動物や合成繊維からなる革に対して、STANDARD100の基準をクリアしたことを証明するLEATHERSTANDARD(レザースタンダード)
・STANDARD100とSTePを共に網羅した証MADE IN GREEN(メイド イン グリーン)
・水を始めとする環境面における適合性を分析し、排水による有害物質排出を世界規模で0にすることを目指すDETOX TO ZERO(デトックス・トゥ・ゼロ)

これからに注目

エコテックス認証は全世界で約16,000取得されています。日本では3%弱ですが、アジアでは56%、ヨーロッパでは38%と非常に多くの認証取得がされています。

https://oeko-tex-japan.com/interview/aoyama_sumitex/

エコテックスのHPを見ると、OEKO-TEX®︎のHPのNEWSが2017年8月から更新され続け、毎月新たに追加されるなど、この認証が日本にも広まりつつあるのがよく分かります。
サプライチェーンを確認できるタグのついた衣類を目にする機会も、そう遠くはないかもしれません。

私たちと繊維

日常生活には繊維があふれています

裁縫をする女性
繊維があって織りなす人がいるからこそ、私たちは、洗顔したらタオルで拭うこと、服を着ること、お気に入りの色のものを選ぶことができます。
日本での繊維業界におけるSDGsに関する話題で云えば、ブランドタオル縫製工場における外国人技能実習生の現状が報道されたことによる不買運動が記憶に新しいでしょう。
陰りを感じるトピックもあれば、新たな芽吹きを感じるニュースもあります。
例えば、繊維の研究によって医療用・人工透析を行う方のための中空糸の開発が進められたり、廃棄食材を利用した身体に安全な染色されたものが取り扱われるようになったり…
働いてる人に対しても、経済省による「繊維産業における外国人技能実習の適正な実施等のための取組」の公表など、世界にならって日本の繊維業界も積極的にサスティナブルな方向へ舵を切り始めています。

「エシカルな買い方」という選択肢

袖をまくるサラリーマン
私たちが腕を袖口に通す。
その選んだ服には、たくさんの工程とたくさんの人々が背景にはあります。
その人々が、その工程に関わる人全員が安全な環境で携わっていますように…そう思うのは自然なことでしょう。
そして、それを確かめる術が段々と確立されつつあります。
私たちの着る服がSDGsの視点から見てどうなのか、一度立ち止まって考えてみたいですね。
こういう視点を持って日常生活で買い物を選んでみませんか?
一人ひとりの選び方がこれからの持続可能な未来をつくっていきます。

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